ヘブンズ・ドア

ヘブンズ・ドアを見ました。
原作は有名なドイツ映画らしいですが、そちらは未見。



とてもいい映画でした。

監督が外人さんだからか、普通の邦画より撮り方がきれいだった印象。
お酒飲むときのレモンとか、遊園地の描写が素敵だなと思った。
映画全体で光が柔らかいような撮り方をしていて、やさしく落ち着いた印象を受ける。

ストーリーも名作をベースにしてるのでバッチリ。

現代日本が舞台の話にしては少々リアリティがないけど、むしろ現代ファンタジーとして楽しめる。
余計なシーンもなくて、最後までダレたりしなかったです。
あと、原作は男性2人だけどこちらは男女になってるのが大きな違いなんだけど、
安易なラブロマンスに発展しないで、淡い感じにまとめてるのも素敵だと思った。

役者も良い。

長瀬智也は、よく演じるだけあって「ぶっきらぼうな若者」役が板についている。
他の作品と演じ分けられてないってのはあるんだけど、締めるときに締める演技が出来るから全然問題ない。
そしてヒロインの福田真由子の圧倒的な可愛さ。
ホテルで買った服を着替えて見せるんだけど、そのシーンが凄く可愛い。
この子は普通に演技も上手いしね。
主演2人がしっかりしてるから安心して見てられる。
個人的には敵役の長塚圭史の演技が好きになれないのだけど、あんまり出ないからいいや。

というわけで、とても面白かったです。

原作も探してみようと思いました。